校長からのメッセージ

校長からのメッセージ

第25回 千葉経済学園創立83周年・短期大学部新校舎披露式典式辞

 本日、風薫る佳き日に、短期大学部の新校舎披露を兼ねた学園創立83周年式典を催しましたところ、学園が平素からご高配を賜っております方々にご出席いただきました。
 特に、文部科学省からは高等教育局長の常盤豊様、私学振興共済事業団からは理事長の河田悌一様、千葉県からは副知事の諸橋省明(よしあき)様、千葉市からは市長の熊谷俊人様、千葉県私立大学短期大学協会からは会長の長谷川匡俊様にご出席賜りました。心より御礼申し上げます。
 
 このような教えがあります。一日楽しみたければ花を活けよ、一年楽しみたければ花を植えよ、十年楽しみたければ木を植えよ、そして百年楽しみたければ人を育てよ。――中国の古典である「管子」の教えですが、今風のアレンジがされています。
 今日一日を楽しみたいときは、花屋で咲いている花を買ってきて花瓶に活ければいいのです。しかし、百年を末長く楽しみたければ人を育てるに限るということです。
 私たちの学園は、創立して83年が経ち、やがて100年を迎えます。「片手に論語 片手に算盤」を建学の精神とし、「一人も棄てる者はない」と心に刻む学園を巣立った卒業生は、7万2千名を超えています。
 創立者の佐久間惣治郎は、社会の様ざまな分野で活躍する卒業生の姿を見て、どれほど喜んでいるかしれません。

 このたび、短期大学の校舎を耐震化する必要性が生じまして、それならば校舎を新築して学習環境を一新する方が良いと考えました。そこで、私学振興共済事業団から格別のご融資をいただき、竹中工務店と鵜沢建設のコラボのもと、優れた工法を活かしての竣工となりました。
 学生は清潔で明るいこの学習環境をとても喜んでいて、心弾ませて登校しているように感じています。
 校舎を建築するにあたって特に心がけたことは、ラーニングコモンズ・グループラーニングスペースの充実です。学生が自発的に学び、議論を交わしたりして過ごす知的な空間は、アクティブ・ラーニングが大学教育の課題となったこんにち、その重要性を高めました。
 友とくつろぎながら語りあい、また真摯に議論して、グループワークで知を構築していく。能動的な学びが自在に展開できるスペースは、大学にとっても学生にとっても、欠かせないものとなったこの時代です。
 ラーニングコモンズ6室とグループラーニングスペース3室を設けた新校舎は、千葉経済大学そして総合図書館と2階で連結していますので、経済学・経営学を学ぶ大学生とも交流を深めながら学びをひろげるキャンパスとなりました。

 さて、学生は「未来から訪れた留学生」です。このことを提唱したのは加藤寛さんで、今から26年前のことです。学生は小・中・高校を卒業して大学生になっているのではありません。学生の故郷ははるかかなたの未来に在って、今、この時代に留学してきていて、やがては未来の故郷に帰っていきます。
 これから先10年、20年、30年先の時代、学生たちはどのような難問に当面して知恵を絞らなければならないか、それは誰にも分かりません。予想を超える問題がふりかかってきても、真摯に向き合って賢明に対処して難局を乗り越えていく。
 未来に生きる学生には、先達が積み重ねてきた研究の成果を伝達していくだけでは十分ではありません。自ら問題を見出してその解決に仲間と知を集めて取り組んでいく。そういう知性と現場力を養ってはじめて、大学は最高学府としての責務を果たすことができるのです。
 エントランスの階段の踊り場には、短期大学の教授で、日展の審査員でもあった桐野江節雄画伯の「東京湾の日の出」が飾られています。東京湾に顔を出したこの日の出は、未来を照らすことになる学生の象徴でもあります。

 校舎の新築にあたって心がけた身近なことについて、もう一つ付け加えます。それはパウダーサロンの設置です。
 短期大学の学生は、その9割以上が女性です。時代は、清潔でセンスのあるたしなみを若者に求めています。授業をとおして磨かれた知性を品よく表現する女子学生は、2020年、オリンピック・パラリンピックの一拠点となる千葉の地で、来日した世界各国の方々にさりげないおもてなしをすることになる。そう考えての、パウダーサロンの設置です。

 一日楽しみたければ花を活けよ、一年楽しみたければ花を植えよ、十年楽しみたければ木を植えよ、そして百年楽しみたければ人を育てよ。
 千葉経済学園はさらにこれからの100年を楽しむために、「片手に論語 片手に算盤」の建学の精神、「良識と創意」の校是、「明朗・真摯・友愛」の校風のもとで未来から訪れた学生・生徒にアクティブ・ラーニングの場をくりひろげ、そのために熱意あるアクティブ・ティーチングに努めてまいります。 
 今後とも温かいご厚情のほどよろしくお願い申し上げ、以上で式辞といたします。

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